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玉兎の森・閑庵

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2008年5月の4件の記事

2008年5月25日 (日)

我儘で不器用

『我儘で不器用』…しばしば樹里さん自身が 自分のことをこう言うことがある。

自分でそう思うのか、誰かから言われたのかはわからないけれど。


…私が好きなエピソードをひとつ。

『日経エンタテインメント』2007年6月号にて。

この号のインタビューは全体的に彼女の本質をしっかりと捉えているような気がして、 とても好きなんだけど。

特に私が好きなのはインタビュー本文内じゃなくて、
「CONTENTS」いわゆる目次ページの、

表紙 上野樹里

と書いてあるところ。
インタビュー時の彼女の様子が軽く(?)書いてある。
…以下抜粋。

”…「出演作をどのように選んでいますか?」というライター氏の質問に対し、「それ、どういう意味ですか?現場に呼んでいただくことがありがたいのに!」と顔を真っ赤にして怒り出したときには、内心、ドキドキものでした。でも、ライター氏もプロ。それをキッカケに会話は弾み、真摯な熱い語り合いとなりました。…”

もちろん、取材も撮影もその後バッチリ進んだ、と続けて書かれている。

これを読んだ時、失礼ながら…爆笑してしまった。
あまりにもリアルに目に浮かんでしまったから。
声まで聴こえてくるくらいにリアルに。

…これを読んでどう思うだろうか?
彼女は我儘だろうか。

「優等生」ならたぶん、ここで怒ることはないだろうな、とは思う。

ちなみに約9ヵ月後の今年の3月号の『GYAOマガジン』では、
やや似通った質問、
「この作品に出ようという決め手になったことはあるんですか?」
(この時は映画『奈緒子』を指す)に対しては、
「いつもそうですけど、私、自分で出演作を選んだことがないんです。そういう役者さんもいるのかもしれないけど、私にそんな自信はない。だってやってみなきゃわからないし、選んでしまったら自分で出会いを狭めることになるし……」
と答えている。…ごく普通に。(いや、内容的にはすごく深いけど)

訊き方とか答え方…っていうのもあるだろうけど。

樹里さんが怒ったことについて私は、"すごく情の深い人だな"という印象を持った。
現場とかそこにいる人々とか、そういうものに対して敬意や愛情がないと、
こんな風に怒ったりはしない。

たぶん彼女にとって、現場とはそれだけ大切な場なのだ。

確かに言い方ひとつで、怒らないでも済むだろう。
その方が好印象かもしれない。

でも私は"顔を真っ赤にして怒り出す"…そんな彼女の真っ直ぐさを、
我儘だとは思わない。
彼女の中にある大事なものに対して"失礼なことを言われた"、
と思うのだろうと思う。

作品や役についても、没頭するあまりに監督や演出家とのディスカッションがかなり白熱することが多々ある…とも聞いたことがある。

それもこれも、ただ単に自己満足だけの為になされることではないと思う。
それは彼女の根底にある考え方に起因する。

「いい作品を作って見る人を喜ばせたい」

真っ直ぐ過ぎるほど真っ直ぐな彼女は、
やはりこれからも真っ直ぐに、この気持ちを貫いていくのかな。

常に笑顔で、万人に好かれるのは意外とカンタンなのかもしれない。
確かにその方がラクだから。
('09.4.23追記。「常に笑顔でいること」はカンタンではないですね。
昨年、この記事を書いた後も思ってたんですが、話の流れ上そのままにしてしまいましたが…^^;
ただし、笑顔でいた方が”いい子”というレッテルを貼られやすい。それがいいか悪いかは別として…)

でもそれができない、"不器用"な上野樹里という人が、
私にとってはどんな人よりも魅力的に映る。

熊澤尚人監督(『虹の女神』の監督)曰く、
『愛すべき不器用』

そんな「我儘で不器用」な人だからこそ、
一緒に仕事をしてみたい…と役者仲間や映画人に思われるんだろうね。

だから、『我儘で不器用』は最大の賛辞なんだと思うよ、樹里さん?(笑)

…そんなワケで。

HAPPY BIRTHDAY for your 22th!!!
Dear:Juri...☆

2008年5月21日 (水)

「平凡」という名の非凡

今日は2005年に公開された映画、

「亀は意外と速く泳ぐ」

について。

上野樹里、という役者さんの名前を聞いて、
この映画のタイトルを真っ先に思い浮かべる人は
…たぶん皆無か、居てもおっそろしくマニアックな人だろーな(笑)。

しかしだね。
この映画はダークホースだね♪

ちなみに、共演の役者さんたちもかなり豪華(笑)。
実力派俳優さんたちが集まって、こういうゆるーい映画を作る。

今の日本の映画が魅力的なのは、そーいうところだと思う。


今日のタイトル、【「平凡」という名の非凡】

初めて樹里さんを知った時の思い。
それがこれだったように思う。

一見、フツー。
でもこの「フツー」って言葉も侮れない。

どんな空気でも溶け込んでしまう。
だからそう思わせてしまう。

この映画の何とも言えない空気感の中、
樹里さんはやはりその空気の中を漂っている。

しかしだ。
実はこの空気感は樹里さん自身が醸し出しているのだ。

「天然」、とは違う。
少なくとも、天然キャラは演じることができる。

"「平凡」を演じる"ことのできる稀有な存在。
それが樹里さんの魅力のひとつだな、と思ったりする。

…もしかして、演じてもいないのかな?なんて(笑)

2008年5月18日 (日)

続・そして僕は、途方に暮れる

つまりは、"ダムの決壊"の如く(笑) 今まで自分の中に押し込めていたモノが とめどなくあふれ出す…そんな感じ。

ちなみに「ダム決壊記念日」は、
まだつい先日。

2008年3月30日。

こんなに自分の中のものが変化していくのを感じるのは
今までなかったと思う。

…それだけ鮮烈。

でもそれはだいぶ前からわかっていたこと。

ただ、自分がその中に飲み込まれていくのに
何故か抵抗していた。
(何故か、と書いたけど理由もわかってる(笑))

"人に影響されない"で生きてきたつもりだったのに、
こんなにいとも簡単に影響されてしまうとは…^^;

そして、気がつけば…途方に暮れるしかない自分がここにいた…_| ̄|○

そして僕は、途方に暮れる

日記を書き始めるに当たり、このタイトル…?みたいな。

しかし、実に如実に自分の気分を表しているので、
とりあえず選んでみた。

昔、流行った大澤誉志幸さんの曲のタイトル。
作詞は大好きだった銀色夏生さん。

で。
何に途方に暮れているかと言うと…。